専用機に最適なツールホルダです

TQCホルダは、自動車部品加工のATCを持たない専用機に多く採用されています。スピンドルユニットの短面形状に合わせたアダプタを使用することにより、クイックチェンジ化を実現でき、既存設備にも使用可能です。

工具交換スペースが短くて済みます！

TQCホルダは、通常のBTシャンク等のテーパシャンクに比べてショートテーパ設計ですので、主軸への挿入部が短く、工具交換スペースが少なくて済みます。また、中実シャンクを採用し、ツールがホルダ内に深くもぐるためツーリングの短寸化が可能です。

工具交換が簡単にできます！

TQCホルダ専用のスピンドルロッキングパーツを使用することで、ホルダの着脱は六角レンチを120°回転させるだけでクランプ・アンクランプでき、工具交換が簡単に行えます。また、スピンドルロッキングパーツは、スチールボールによりホルダ本体をロックしますので、主軸の急停止、主軸正逆回転によるタッピング作業等でも、ロックが外れる事がなく安全です。

スピンドルへの取付は？

フランジ方式

市販のスピンドル形状に合わせたTQCフランジアダプターを製作致します。以下の図は参考事例になります。既存設備に採用が可能で、クイックチェンジ化を実現できます。

直接方式

専用機のスピンドル端にTQCホルダを直接取り付ける方式で、主軸内に皿ばねを組み入れる必要が無く、主軸ベアリングの小径化が可能です。尚、スピンドルノーズは、テーパ基準により「TQC25」と「TQC35」の2種類を規格化しています。